【済州みかん】食べ比べしたいミカン7種

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韓国で「みかん」といえば、済州みかん。温暖な気候と火山灰土壌に恵まれた済州島は、韓国最大のみかんの産地として知られています。

実は、済州島で栽培されているミカンのほとんどは、日本から来た品種です。長年の栽培を通じて済州の風土に適応し、独自の風味を持つようになりました。

本記事では、済州島で味わえる代表的なミカン7種を紹介。市場やマートで見かけたら、ぜひ食べ比べて、お気に入りを探してみてください!

※価格は2025年現在。季節により変動します。

キュル/귤/温州蜜柑

1910年代に日本から来た「温州(うんしゅう)みかん」が済州島の温暖な気候に適応して大規模に栽培されるようになりました。

済州島で最も普及しているミカンで11月から1月が旬ですが、冷蔵保存技術の発達により春先まで流通しています。価格も比較的手頃で、市場やスーパー、観光地のお土産店で1kgあたり3000〜5000ウォン(約300〜500円)ほどで販売されています。

特に「노지감귤(ノジカムギュル/野地柑橘)」と呼ばれる露地栽培で育てられたものは、自然環境の中で育つため、風味が豊かで甘さが際立つとされています。

済州みかんを使った加工品も豊富で、100%ジュースやソフトクリーム、チョコレート、マッコリ、お茶などがあります。また、ハンドクリームやリップクリームなどミカンの香りがついた済州土産も人気があります。

チェック
  • 手に入りやすく安価
  • 旬は11月~1月
  • 1㎏あたり3000~5000w
  • 100%ジュース、ソフトクリーム、チョコ、お茶、マッコリなど加工品多数

ハルラボン/한라봉/漢拏峰

1990年代に日本から来た「デコポン」を済州島で栽培し「ハルラボン」と名付けられました。済州島を象徴する「漢拏山(ハルラサン)」に由来しており、特徴である突起の部分を「漢拏山」に見立てています。

重さは200~300gで旬は12月から3月、特に年末年始のギフトとして人気です。価格は、1kgあたり10000ウォン(約1000円)ほどですが、突起部分が出ていない家庭用のハルラボンは市場やマートなどで比較的安く購入できます。

チェック
  • 済州島で一番有名なミカン
  • 日本名「デコポン」
  • 旬は12月~3月
  • 1kgあたり10000w
  • ジュース・お茶・マッコリなど加工品あり

チョネヒャン/천혜향/天恵香

2000年代に日本から来た「せとか」を済州島で栽培。特有の強い香りがあり「天から授かった香り」という意味で「天恵香(チョネヒャン)」と名付けられました。

旬は1月から3月、他のミカンと比べて比較的高価で、1kgあたり13000ウォン(約1300円)ほど。皮が薄く、手でむきにくいのが難点。

チェック
  • 濃厚な甘さと香りがあるが皮が薄くむきづらい
  • 日本名「せとか」
  • 旬は1月~3月
  • 1kgあたり13000w

レッドヒャン/레드향/赤香

愛媛県の「甘平(かんぺい)」を済州島で栽培。濃いオレンジ色の皮と、非常に甘くてジューシーな果肉が特徴で「レッドヒャン(赤香)」という名前がつけられました。

旬は1月から3月の間で、1kgあたり13000ウォン(約1300円)ほど。皮は薄くてむきやすい。

チェック
  • 酸味がほとんどなく甘い
  • 日本名「甘平(かんぺい)」
  • 旬は1月~3月
  • 1kgあたり13000w

ファングムヒャン/황금향/黄金香

愛媛県の「紅まどんな」を済州島で栽培。鮮やかな黄金色の皮と果肉から、「黄金香(ファングムヒャン)」という名前がつけられました。

旬は11月から1月。価格は1個あたり3000〜4000ウォン(約300〜400円)ほど。見た目はオレンジに似ているが皮が薄くむきづらいのが難点。

チェック
  • オレンジに似ているが皮が薄くむきづらい
  • 日本名「紅まどんな」
  • 旬は11月~1月
  • 1個あたり3000~4000w

ドンベクヒャン/동백향/冬柏香

日本から持ち込まれた「みはや」がホンミヒャン(홍미향)、ホンメヒャン(홍매향)と名付けられ出回っていましたが、日本と正式な特許契約を結んでからトンベクヒャン(冬柏香)に統一されました。

トンベク(冬柏)とは椿の花を意味し、赤い皮と果肉を冬に咲く椿の花に例えています。

酸味が少なく糖度が高いのが特徴で甘さはレッドヒャンに近い。旬は11月から1月1個あたり4000~6000ウォン(約400~600円)ほど。手で皮をむきにくいのでナイフで4等分した後、はがして食べると食べやすい。

チェック
  • 酸味が少なく糖度が高い
  • 日本名「みはや」
  • 旬は11月~1月
  • 1個あたり4000~6000w

チョンギョン/청견/清見

ミカンとオレンジを掛け合わせた「清見(きよみ)」は韓国語読みでチョンギョンと呼ばれ、済州島でも栽培されています。ミカンの甘みとオレンジの香りが特徴。

旬は2月~5月1個あたりの価格は3000〜4000ウォン(約300〜400円)ほど。

チェック
  • ミカンの甘みとオレンジの香り
  • 日本名「清見(きよみ)」
  • 旬は2月~5月
  • 1個あたり3000~4000w

日本へ持ち帰る場合の注意点

ゆき
ゆき

済州島で味わえるミカン7種をご紹介しました

やん
やん

冬に済州島を旅行する際は色んなミカンを食べ比べできるよ

ゆき
ゆき

食べきれなかったら日本に持って帰りたいなぁ

やん
やん

検疫検査が必要だし時間もかかるのでおすすめしないよ

ゆき
ゆき

どうしても持ち帰りたい場合は空港で検疫検査証明書を発行してもらえます。私の場合、たらいまわしにされて2時間近くかかりました…

やん
やん

お菓子などの加工品は大丈夫だよ

ゆき
ゆき

ミカンの香りがついたハンドクリームやリップクリームは使うたびに楽しかった旅を思い出すのでオススメです

やん
やん

検査証明書がないと空港で没収されるからミカンは食べきれる分だけ買おう

ゆき
ゆき

地産地消!…げふっ

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